半径500メートルの旅
半径500メートルの旅
案内所からのショートトリップ
いつも見ている風景を観光に
今日は案内所から白水郵便局までを散歩します。
案内所で手紙を書いて郵便局で風景印を押して送るなんていうのもいいですね。
さて案内所をでて県道を左に曲がり
飛び出しボーイと飛び出し母さんに挟まれた横断歩道を渡ると
J Aのガソリンスタンドがあります。
ここが郵便局に行く道です。
この道、実は下に小原川が流れています。
暗渠にするために道が大分高くなっていて左の方を見ますと川が流れていた
当時の道の高さが伺えます。
郵便局に行くのに橋を渡って行ってたそうです。
この川に落ちたという人もちらほら聞きます。詳しくはまた次回に
さてこの道をまっすぐ行くとこの看板が見えてきます。首を右に向けますと
今でも狭く感じるこの道も昔はさらに半分でした。その前は海だったようです。
旗がみえるのが向田ストアーさんです。
もともとは豆腐屋さんで今は奥様がついで個人商店をされています。
昔はどの地区にもお豆腐屋さんが一軒あったと聞きます。
ここでは島で唯一になってしまった歳実豆腐、大正から続く相原蒲鉾、
それと珍しいのは明石ストアーのお惣菜も週に何回か届きます。一瞬で売りきれるので幻のお惣菜です。
ぜひここで乙姫カードを作ってみましょう。
レシートのデザインもレトロで可愛い見所です。
そして向田さんの横、ワカバ理容美容さん。
元駄菓子屋のこの場所で始められて50年。
当時、島では船関係の仕事に着くのが一般的だったらしいのですが
なんと船が苦手で美容室を始めたと聞きます。
清風館の社長さんも若い時はここで切ってもらっていたようです。
ダンディーな看板がありました。
お店の向かいに花壇があります。
ワカバさんが育てている植物です。
建物の裏は暗くなりがちなのですが
季節によって色んな花が咲いてくれます。農協の裏のオアシスです。
植物は剪定が大事とのこと髪を切るのと何か似ているのですね。
向田さんとワカバさんに挟まれた路地。
抜けると正光坊さんの山門が。
ここにも奥の角っ子に駄菓子屋さんが一軒あったようです。
通ってみたくなる道です。
ぜひ山門を見てみてください。
因みに振り返るとJAの建物があるのですが山門への通り道が開いてました。
郵便局の向い側
この通りが、盛谷商店街。今は商店も少なくなりましたが
かつては、うどんや、ラーメン屋、本屋、百貨店、薬局、病院、肉屋、文房具屋、時計屋、金物屋、銀行、パチンコ、銀行、床屋、アイス屋、石材屋、化粧品屋、電気屋、自転車屋、何でもあったんですね。
今も店舗の形を残した建物があり昔の暮らしぶりを考えることができます。
因みに郵便局の奥の道は白水商店街があったようです。旭日屋さんが一番奥だったようです。旭日屋さんはまだまだ現役です。
そして盛谷商店街入ってすぐの空き地
かつてはラーメン屋さん。みんながみんな美味しかったのよ!
と口を揃える美松食堂さんの跡地で毎週土曜の朝10時から小さな朝市やっています。
そしてその空き地のとなり
シマヤ呉服店さん
いまでも現役、シマファッションをリードしています。
そしてこのシマヤさん
建物が凄く面白い。
この細長い玄関
一見の価値あり。
そしてそんなシマヤさんの向かいには久万田さんがあります。
古民家を改修され懐石料理をされています。
そしてそのすぐ横が郵便局です。
この道に石の橋が掛かっていて渡って郵便局に行っていたそうです。
江戸時代この郵便局の辺りは島だったとか聞いたことがあります。
ここにも綺麗に植物が。
葉書を出す際「風景印をお願いします」
と言ってみてください。
ポンとこんなスタンプを押してくれます。
島にはあと5箇所郵便局があり
デザインがそれぞれ
地区の代表的なものがモチーフに
なっています。
切手を貼っていれば押してもらえるので
集めてみてはいかがでしょうか。
郵便局の向かいの家に昔の白水郵便局の看板が!
ここも色んな鉢に植物が綺麗に。
郵便局の先右手のこの道から白水商店街でした。
次回は
白水郵便局の先
東野小から
いってきます。
文・写真 おおたともゆき